犬のしつけと聞くと「褒めて育てましょう」という言葉をよく耳にします。
もちろん褒めることは大切ですが、実際の現場では「お願い」ばかりになってしまい、犬が本当に動かなくて困っている飼い主さんが少なくありません。
大事なのは、犬に「お願い」するのではなく「指示を聞くと褒めてもらえる」を伝えること。
指示といっても決して常に厳しくする事ではなく、“やらなければならない”という明確なルールを犬に理解させる事です。
「お願い」と「指示」の違い
「おすわりしてほしいな」というお願いは、犬にとって“やってもやらなくてもいい事”になりがちです。
反対に「おすわり=必ずする事」とルールを伝えれば、それは指示になります。
この違いが、家庭での安定した行動や競技会での確実な動きに直結します。
指示は厳しさではなく「明確さ」
指示と聞くと「命令っぽい」「厳しい」と感じる方もいますが、実際は逆です。
犬はルールがはっきりしている方が安心します。
たとえば赤信号で止まるのが当たり前なように、「おすわり」も当たり前の行動にしてあげると、犬は迷わず行動できます。
褒めとのバランスが大切
指示が「基準」なら、褒めは「報酬」です。
指示に従った行動に対してしっかり褒めることで、犬は「やれば楽しいことがある」と理解します。
この繰り返しが犬のやる気を引き出し、指示を喜んでこなせるようになります。
注意は「方向を示すサイン」
犬が明らかに指示を無視したとき、ただ褒めるだけでは改善されません。
この時に使う「注意」とは、叱ることではなく「そうではなくこうだよ」と伝えるサインです。
たとえば正しい指示かけをする、その子に伝わるようにリードを引くなど。
これにより犬は「何が正しいか」を迷わず学べます。
まとめ
犬にとって「お願い」は気分次第でも「指示」として伝えれば、状況や環境に関わらず確実に行動出来るようになります。
- 指示=やらなければいけない基準
- 褒め=やれば楽しいことがある
- 注意=正しい方向を示すサイン
この3つをバランスよく使うことで、犬は家庭でも競技会でも安定して行動してくれます。
例えばご飯の前のオスワリは完ぺきなのに外ではやらない、自主練ではとても上手なのに訓練競技会本番では全くの別犬…など、もしかしたらこころあたりありませんか?
「お願い」から「指示」へ──Dogschool-B.P.では犬に本当に伝わるしつけを飼い主さんと一緒に実践していきます。
みんなで一緒にしつけ頑張っていきましょう。